過去の世界に迷い込んだ中年男性が、家族の歴史を修正しようと奮闘するドラマ。「孤独のグルメ」の作画で知られる谷口ジローのマンガを映像化した。
舞台は1998年。博史は京都での出張を終えた後、家族のいる東京へは戻らず、ふと故郷のある鳥取県倉吉市へと足を延ばす。母親の墓参りをしていると、突然意識を失ってしまう。
気がつくとそこは63年の春。タイムスリップをしたらしく、博史は14歳の姿になっていた。母親は健在。父親と仲良く洋服店を営んでいる。博史の記憶では、父親はこの年の夏に失踪してしまう。未来を変えようと試みるのだが…。
少年時代の恋心や友情がみずみずしく描かれ、昭和の匂いを残すロケーションも魅力的だ。だが、ノスタルジックなだけではない。
精神は48歳の大人である主人公が、かつて気づくことがなかった両親の苦悩を知り、理解する。人生を復習するような物語が、胸にやさしく染み渡る。
シネマ5bisで31日(土)~11月6日(金)の午前10時。10月31日、11月1、3、5日は午後5時50分も上映。
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「大分合同新聞ムービーアワー」は厳選した映画をお届けするプロジェクト。テーマや話題性を吟味した作品を週替わりで上映します。