育児や仕事を一人で抱え込んだ女性が、追い詰められ狂気の世界へ迷い込んでしまうドラマ。
リンダはセラピストとして働きながら娘を育てている。夫は長期出張中で不在。娘には摂食障害があり、世話のため眠れない日々が続く。ある日、自宅アパートの天井が崩落。母子は安いモーテルで避難生活をするようになるが…。
泣きっ面に蜂の状態に、追い打ちをかけるようにトラブルが発生する。夫は「患者の言葉を聞く楽な仕事だろう」と育児を押しつける。カウンセリングの患者は、プライベートの時間でも電話をかけてくる。
「母として」「職業人として」というかせにとらわれ、精神の臨界点を超えていくリンダ。現実味のあるストーリーテリングで、逃げ場のない感覚を共有することができる。
原題は「If I Had Legs I’d Kick You(足があったら蹴ってやる)」。主人公の閉塞(へいそく)感が伝わってくる。
シネマ5bisで10日(土)~16日(金)の午前9時45分。午後5時10分。(この日程以外も上映)
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「大分合同新聞ムービーアワー」は厳選した映画をお届けするプロジェクト。テーマや話題性を吟味した作品を週替わりで上映します。