ムービーアワー「リサ・ラーソンがいた時間」 家族や仕事に向ける愛情

「リサ・ラーソンがいた時間」の一場面(ⓒ2025 Kamlert Film AB, Film i Skåne AB, Sveriges Television AB)

 スウェーデンを代表する陶芸家の晩年を追ったドキュメンタリー。
 リサが陶芸を始めることになったきっかけや、かわいらしい作品が生まれることになった経緯などが明かされる。
 90歳を過ぎ、彼女には10人の孫がいた。この作品で監督を務めたエミリア・エクマン・ラーソンもそのうちの一人。親密な距離感から生まれるドキュメンタリーはリサの軌跡を追うだけでは終わらない。
 愛する夫グンナル(画家・彫刻家)を失ったつらさ、子どもと十分に遊んであげられなかった後悔。年齢のせいで記憶力が衰えていっても尽きることない制作意欲―。家族や仕事へ向ける愛情が優しい視点でつづられている。
 監督自身も孫の立場から「芸術家として満足することはあるのか」などの命題を祖母と語り合うシーンも。「リサ・ラーソン」の物語の登場人物になっているのも面白い。

 シネマ5bisで10月3日(土)~9日(金)の午後0時40分。3、7、9日は同7時45分も上映。

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 「大分合同新聞ムービーアワー」は厳選した映画をお届けするプロジェクト。テーマや話題性を吟味した作品を週替わりで上映します。

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