大分県内のバイク死亡事故多発、9年ぶり2桁10件 県警などは行楽シーズン前に啓発

県内のバイクの死亡事故件数

 県内は今年に入ってバイクの交通死亡事故が相次いでいる。13日までに10件で10人が犠牲になり、昨年同期比で8人増となった。年間10件を超えるのは2017年以来。秋の行楽シーズンを前に、県警や県交通安全協会はバイク利用者の運転マナーと技術の向上を促すため啓発活動や講習会を実施。「スピードの出し過ぎは重大事故につながりやすい。ゆとりを持った運転をしてほしい」と呼びかけている。
 県警によると、今年の交通事故死者数は21人(13日時点)で昨年同期から5人減っている。一方でバイクの死者数は急増。犠牲者の約半数を占め、既に昨年1年間の3人を大幅に上回っている。10人のうち4人はツーリング中で、残る6人は買い物や通勤中などに事故に遭ったとみられる。
 事故形態は、信号機のない交差点などでの出合い頭が最も多く4件。「右折車と直進バイクの衝突」「単独事故」が3件ずつだった。
 ツーリング中の死亡事故は、竹田、佐伯、由布、宇佐各市でそれぞれ起きた。例年、日田市や玖珠町などの山道や峠道が多く、県警は人気のあるツーリングコースなどで取り締まりや注意喚起に力を入れる。
 由布市湯布院町川北の「道の駅ゆふいん」では14日、大分南署が街頭活動に取り組んだ。署員6人がツーリング客に「運転技術を過信せず、無理のない運転を」と声かけした。カーブ手前での減速や、ヘルメットとプロテクターの着用も促した。
 県交通安全協会は13日、大分市松岡の県運転免許センターで安全運転講習会を開催。県内のバイク愛好家14人が参加し、スラローム走行などの4種目で安全な操作方法を学んだ。
 県警交通企画課の石川達郎次席は「バイクは少しの操作ミスでも大きな事故につながる可能性が高い。安全確認を怠らず、ツーリングを楽しんでほしい」と話している。

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