【豊後高田】高田高(豊後高田市)の生徒会は、校内の環境整備や外部への情報発信に力を入れている。自分たちで話し合い、学年を超えた交流が深まる場を設けたり、学校の魅力を伝えるPRポスターを作ったりと活動。「母校をつくる当事者意識を持ちたい」と、さらに取り組みを充実していく考えだ。
昨年度から始めた生徒会活性化プロジェクトの一環。本年度は「進化形生徒会」をテーマに、大分大教育学部の谷口勇一教授からアドバイスを受け、活動している。
執行部は学年を超えた交流、青春の思い出ができる場にしてもらおうと、購買部があった場所に憩いの場「アゴラ」を開設。中庭には同校を象徴する名称を入れた「青鷹ベンチ」を設置した。
市民に高田高の魅力を伝えるため、デザイン会社と連携してポスターを制作。市内の店舗などに掲示してもらっている。
生徒会の図書委員会は図書室の魅力アップに努めている。室内にボードゲームを置き、飲食スペースを設けるなど、リラックスできる空間づくりを進めている。
生徒会長の森若泰生さん(17)=2年=は「生徒が学校をつくっていく当事者という考えの下、執行部内で対話を重ね、先生と相談しながら実現した。次の執行部にも受け継ぎ、伝統にしていきたい」という。
図書委員長の大塚智也さん(16)=同=は「夏は涼しい校舎内に、憩いの場所が必要だと考えた。来訪者は1日10人から30人になった。貸し出し冊数も1学期だけで昨年度1年分に近い数まで増えている」と手応えを感じている。
生徒会は今後、▽部活動の予算配分の見直し▽市内の中学校との連携▽祭りなどイベント参加による地域との連携―といった取り組みをしていく方針。
担当の牧田瑛子教諭と西村壮太教諭は「生徒自身が主体性と価値観をしっかり持ち、積極的に意見を出し合うことが、成長につながっている」と話している。