日田市観光協会が市民対象に初の意識調査 オーバーツーリズムを見据え施策作りへ

訪日客が増えた豆田町は安全確保が課題となっている=日田市(写真は一部加工しています)

 【日田】日田市観光協会は、市民を対象にした初めての観光意識調査を実施している。訪日客の急増によるオーバーツーリズム(観光公害)などが各地で問題になる中、地元住民と観光客が共存できる観光地であり続けるため、結果は今後の施策作りの基礎資料にする。
 質問は▽観光客との関わりの程度▽観光振興と市民生活向上の関係性▽観光振興と地域生活の影響―など14項目。
 回答は専用サイトで受け付けているほか、市内の観光案内所などに用紙を置いている。期限は30日。
 市の観光動態は、2025年の日帰り客数が317万人、宿泊客数が40万2千人だった。いずれもコロナ禍前(19年)の水準には戻っていないものの、24年比では微増。底堅く推移している。
 観光消費額は449億円。物価高の影響や訪日客の増加を背景に、19年を98億円上回り、24年比は40億円増だった。
 オーバーツーリズムは今のところ、市内で大きな問題とはなっていない。ただ、人気の高い豆田町では車両も通行する目抜き通りを歩く訪日客が増え、安全性の確保が課題となっている。
 協会の担当者は「オーバーツーリズムが起きる前に市民意識を把握し、課題解決につなげる。調査は今後、定期的に実施したい」と話している。
 問い合わせは日田市観光協会(0973-22-2036)。

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