大分県高校野球選手権、鶴崎工が5季ぶり優勝 延長タイブレークで大分商を破る

優勝した鶴崎工ナイン=ダイハツ九州スタジアム

 第150回記念県高校野球選手権最終日は6日、中津市のダイハツ九州スタジアムで決勝があった。鶴崎工が延長十回タイブレークで大分商を下し、5季ぶり5回目の優勝を手にした。
 来春のセンバツにつながる第159回九州地区大会県予選は、19日に始まる予定。

 ▽決勝
大分商
0100011000 |3
1000000201x|4
鶴崎工                
(延長10回タイブレーク)

 【評】鶴崎工が大分商との息詰まる接戦を制した。
 鶴崎工は2点を追う八回、井上と藤沢の適時打で試合を振り出しに戻し、延長タイブレークへ。十回表を無失点でしのぐと、無死一、二塁から先頭の斎藤が中越え適時打を放った。
 大分商は好機を確実にものにし終盤までリードを奪ったが、最後に力尽きた。

■伝統の「粘り強さ」を十分に発揮
 鶴崎工が逆境をはねのけ、新チーム最初の県王座に輝いた。サヨナラ適時打を放った斎藤直太朗(2年)は「4番の仕事を果たせてほっとした」と笑みをこぼした。
 先制したものの、終盤まで相手ペースで試合が進んだ。「ピンチの時こそ一球一球喜ぼうと声をかけた」と赤嶺蓮主将(同)。チーム一丸で耐えると、八回に流れを引き寄せ、斎藤の安打を皮切りに一挙5安打で同点に追いついた。
 勝負の行方は延長タイブレークへ。十回表1死二、三塁のピンチで救援した井上佑心(同)が強気のピッチングで無失点に抑えた。すると、裏の攻撃で先頭の斎藤が初球を振り抜き、中越えに打球を運んで熱戦に終止符を打った。
 145回大会優勝時も延長でサヨナラ勝ちを決めており、受け継がれた伝統の「粘り強さ」を十分に発揮した。仲道弘晃監督は「失点しても粘って守っていた。よく頑張った」とたたえた。
 赤嶺主将は「一人一人がやるべきことをやれた。ここで終わらず、次も一つずつ勝つ」と先を見据えた。

■大分商「1年生がよく頑張った」
 大分商はリードを守り切れず、2季連続優勝を逃した。那賀誠監督は「1年生がよく頑張り、糧になる準優勝。上出来だった」とねぎらった。
 先発は今夏の大分大会でも登板した葛城晴紀(1年)。初回に1点を失ったものの、以降は粘りの投球で踏ん張った。
 ただ、2点リードで迎えた八回、「修正できたと思ったが、後半に球が浮ついた」と相手打線につかまり追いつかれた。最後は138球目を捉えられ、力尽きた。
 先発は葛城を含めて6人が1年。杉山巧真主将(2年)は「代替わりし日が浅い中、ここまでの試合ができたのは収穫。ここからチーム力を付ける」と雪辱を誓った。

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