大分県立アルゲリッチ記念館が開館 「新しい芸術文化のあり方を創造」式典に関係者70人出席

テープカットをする佐藤樹一郎知事(中央)、アルゲリッチ芸術振興財団の伊藤京子理事長(右端)ら=1日、別府市

 県立アルゲリッチ記念館(別府市野口原)の開館式典が1日、同所であった。
 同館は実業家でアルゲリッチ芸術振興財団の名誉理事を務めた故椎木正和氏が、世界的ピアニスト、マルタ・アルゲリッチ氏の功績を顕彰しようと同財団に寄付し、2015年にオープン。「しいきアルゲリッチハウス」として音楽ファンに親しまれてきた。
 ハウスの安定的な運営を図る中、同財団関係者が県有化を求める請願を昨年の県議会3月定例会に提出。同財団がハウスの寄贈を申請し、受領された。
 式典には関係者約70人が出席。アルゲリッチ氏の「大分県の皆さまと共に、新しい芸術文化のあり方を創造していきたい」というメッセージが読み上げられた。佐藤樹一郎知事がハウスを寄贈した同財団の伊藤京子理事長に感謝状を贈った。伊藤理事長は「県と価値観を共有しながら一丸となって、老若男女が学ぶことのできる拠点にしたい」と語った。
 館長には県芸術文化振興課の広末順一参事が就任。今後は音楽文化の発信や若手音楽家の育成などに取り組む。佐藤知事は運営について「より多くの県民に活用してもらえるようなプログラムを財団と共に作っていきたい。クラシックファン以外も気軽に来て愛してもらえる場になれば」と意気込みを語った。
 記念演奏会があり、阪田知樹さん(ピアノ)と同館レジデント・アーティストの川久保賜紀さん(バイオリン)が出演した。

最新記事
大分市の書道ユニット「墨映」がNY国際展で優秀賞 書と動画の融合で未来へ伝える
大分市で5日「伝統文化フォーラム」 一文人形、豊後絞り、きじ車の3団体が作品展示
国宝リボーン展「無常観が現代と共通」「筆跡の勢いに驚き」 日本画学ぶ学生2人と担当准教授に聞く
おおいた美術アトリエが12日にトークイベント 前大分市美術館長らがアートと人生語る
バセドー病がテーマの映画「わたしのバタフライ」 別府市野口病院で勤務経験がある医師の小説が原作