【竹田】竹田市歴史文化館・由学館は「戦国の猛将 中川清秀―賤ケ岳(しずがたけ)合戦の真実」と題した展示を市内竹田の同館で開いている。NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」で清秀の描かれ方が「史実と違う」の声があったことを受け、緊急企画した。観覧無料。
清秀は現在の竹田市を含む岡藩の初代藩主・中川秀成の父。1583年の賤ケ岳の戦いでは羽柴(豊臣)秀吉勢として参戦。大岩山砦(とりで)を守ったが、柴田勝家側の佐久間盛政に攻められ命を落とした。
展示はパネル7枚で構成。文書や絵図、肖像画といった史料に基づき、清秀の人物像に迫っている。中川家の動静を記した書物には清秀が仲間から砦を放棄して他の砦に行くよう呼びかけられても断り、「大臆病ノ輩ニ何ゾ組スベキ」として戦い続けたことが記されている。
佐藤晃洋学芸員(66)は「史料に基づき、清秀の戦いぶり、その思いを知ってもらえれば」と話した。