別府やまなみ支援学校に県内初の地域開放型カフェオープンへ 一般就労を目指す高等部の生徒が運営

カフェの開店に向けて準備を進める生徒たち=別府市野田の別府やまなみ支援学校

 【別府】別府市野田の別府やまなみ支援学校は9月4日、校内のカフェをオープンする。流通やサービスを学ぶ一環として、一般就労を目指す高等部の生徒たちが接客や飲食の提供などの実践を積む。県内の特別支援学校で地域に開放するカフェは初めて。
 同校は4月に市内石垣西から別府羽室台高跡地に移転。移転に伴い、喫茶実習室を設けた。別府湾と高崎山が見渡せる3階部分にあり、コーヒーなどのドリンクを提供。市内外の店舗から仕入れたパン、ケーキ、和菓子なども並ぶ。カフェは地域と学校のコミュニティーの場を目指して「結(むすび)」と名付けた。
 同校は知的障害のある児童・生徒が通う。カフェは一般就労を目指す高等部職業コースの2、3年生11人が2グループに分かれて運営する。生徒は昨年度から、コーヒーのハンドドリップの練習を積み、学校の来訪者をもてなすなどして準備をしてきた。
 7月には4日にわたってプレオープンを経験。生徒はドリンクを作るキッチン、接客、会計などの仕事を分担。保護者や教員、児童・生徒が次々と来店し、緊張した面持ちながらもそれぞれの役割を果たしていた。
 3年の河野優希奈さん(17)は「笑顔を大切にして頑張りたい」、2年の脇口里桜(りお)さん(16)は「人とのつながりを大切にするお店を目指したい」と意欲を見せる。
 店長の生徒を中心に運営する。清掃や仕入れ、店舗づくりにも挑戦し、一般就労につながる社会性を身に付けさせる。準備を進めてきた担当の宮迫夏海教諭は「ゆくゆくは生徒に運営を任せていきたい。仕事の優先順位やお客さまの気持ちを考えるなど実践を積み、働く力を養ってもらいたい」と話している。

 <メモ>
 コーヒーやジュースは100円で提供(カフェオレは150円)。30席を用意している。営業は水、金曜日(祝日や学校行事などで変更もある)で、午前10時から午後2時。予約優先。営業日は学校のインスタグラムで確認できる。問い合わせは同校(0977-23-3454)。

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