ドールハウス作家の小野さん、「ツチノコ」で野津原に光 人形と絵本制作「ロマン感じて」

ツチノコ伝説で地域を盛り上げようとする小野宏美さん=大分市野津原

 【大分】大分市野津原地域に語り継がれる「ツチノコ伝説」で地域を盛り上げようと、ドールハウス作家の小野宏美さん(60)=同市野津原=がミニチュア人形とオリジナルの絵本を制作した。「幻の動物で、野津原の豊かな自然や地域のロマンに光を当てたい」と夢を広げる。
 未確認生物のツチノコは昭和期に一大「捜索」ブームを起こした。岐阜県東白川村の「つちのこ館」によると、ツチノコは体長30~80センチ。胴体がビール瓶のように太く、三角形の頭が特徴といい、野津原地域では三嶋神社(沢田)の周辺にいるとされる。
 小野さんは約30年前からドールハウスを作り、2018年には地元の「清正公祭」をモチーフにしたジオラマを手がけた。次に目を付けたのが、ツチノコ伝説。「大人が本気でロマンを追いかけた、地域の面白い歴史。物語として眠らせておくのはもったいない」と一念発起した。
 まずは身近に感じてもらおうと、25年からツチノコ伝説と絵本を交流サイト(SNS)で発信。仮装イベントでは、兵庫県から訪れた大学生たちとツチノコ人形を付けたつえを持った。
 さらに粘土やアクリル絵の具を使い、ツチノコを立体化。約4センチの人形や耳かきなどの小物も作った。
 小野さんは「ロマンを感じてほしい。目撃情報も募集中」と呼びかけた。

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