【津久見】第63回津久見扇子踊り大会(大分合同新聞社共催)が29日午後7時から、津久見市のつくみん公園で開かれる。郷土芸能の継承者に選ばれた15人の扇子踊り娘が、晴れ舞台を前に仕上げの稽古に励んでいる。
津久見扇子踊り(県指定無形民俗文化財)は約450年前、武士や農民の供養のために踊ったのが始まりで、武士の所作を取り入れた舞や華麗な扇子さばきが特徴とされる。
扇子踊り娘は今年、新たに8人を認定した。7月下旬から週2回ほど集まり、津久見扇子踊り保存会(小手川智佳子会長)から扇子の扱いや振り付けの指導を受けている。今月25日夜は市役所に浴衣姿の14人が集合。週末の本番に向けて、扇子の角度や立ち位置など、細かな動作を繰り返し確認した。
初舞台となる須賀夕依乃さん(23)=つくみイルカ島=は「最初はプレッシャーを感じていたが、家でも練習を重ねて少しずつ自信を持てるようになった」、石井久琉美さん(15)=臼杵高1年=は「扇子を回す華やかさと美しさが見どころ。みんなで魅力を伝えられるよう頑張る」と話した。
当日は扇子踊り娘が同公園ステージで優雅な舞を、芝生広場では市内17団体421人の市民が輪を作り、そろいの踊りを披露する。雨天時は30日に順延する。
問い合わせは市観光協会(0972-82-9521)。