ムービーアワー「顔」 ルッキズムに切り込むミステリー

「顔」の一場面(ⓒ 2025 WOWPOINT, ALL RIGHTS RESERVED.)

 母親の死の真相を探る男性を描いたミステリー。
 主人公ドンファンの元に、母ヨンヒと見られる白骨死体が見つかったと知らせが入る。死後40年が経過しており、殺人事件に巻き込まれた可能性があるという。
 母親についての記憶がないドンファンは、当時を知る人々に生前の姿を問いかける。多くは「不細工な外見だった」とあざ笑う。不審に思い、彼女の足取りを調べるのだが…。
 外見重視の傾向が強い韓国から生まれた物語。負の側面とも言えるルッキズム(外見至上主義)について切り込んでいる。ヨンヒは正義感が強く、他人のために行動することをいとわない。彼女への評価が容姿の侮辱に終始する度に「美醜とは何か」と問われているように思う。
 劇中なかなか彼女の顔が明らかにされず、どんな顔かと興味を持ってしまった。これはルッキズムへの傾倒? 見る人の心が試されているような「危なさ」がある。

 シネマ5bisで9月5日(土)~11日(金)の午後0時35分、同5時15分。(この日程以外も上映)

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 「大分合同新聞ムービーアワー」は厳選した映画をお届けするプロジェクト。テーマや話題性を吟味した作品を週替わりで上映します。

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