豊後高田の名所などかたどった人形焼き 富貴寺大堂や熊野磨崖仏…生地には長命草を練り込む

豊後高田市の名所などの形をした人形焼き。生地には香々地長命草を練り込んでいる

 【豊後高田】豊後高田市内の観光名所などをかたどった人形焼きができた。生地には特産の薬草ボタンボウフウ(香々地長命草)を練り込んでいる。商品名は「人形長命焼」。関係者は「新しい名物菓子にしたい。多くの人に食べてほしい」とPRしている。
 豊後高田、国東両市でつくる「六郷満山日本遺産推進協議会」(事務局・豊後高田市教委)と、菓子禅高田屋(同市金谷町)が共同で開発した。
 豊後高田らしい菓子を生み出そうと、協議会が富貴寺大堂や熊野磨崖仏、昭和の町のボンネットバスなど名所や名物をモチーフにした6種類の生地の金型を制作。高田屋に金型を使った人形焼き作りを依頼した。
 長命草は市内の香々地地域で栽培され、健康食品として注目されている。地元の香々地ベジファームが製造したパウダーを生地に入れて、特色を出した。
 中身のあんは、つぶあん、こしあん、抹茶、カスタードの4種類にした。
 高田屋の高梨大輔代表は「形がしっかり出る焼き加減に苦労した。抹茶のような長命草の風味も生かすことができ、おいしい菓子に仕上がった」と手応えを感じている。
 人形焼きは6個入り1100円(税込み)から。高田屋の店舗や市内のスーパーで販売している。市のふるさと納税の返礼品にも採用されている。
 協議会は長命草を使用した蒸留酒クラフトジンを国東市の企業と開発するなど、国東半島の特産品を生かした商品開発に力を入れている。
 事務局の松本卓也さんは「長命草をはじめ多くの魅力的な素材がある。今後もラインアップを増やして地域の魅力を伝えていきたい」と話している。

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