ムービーアワー「左利きの少女」 清濁どちらも自分である

「左利きの少女」の一場面(©2025 LEFT-HANDED GIRL FILM PRODUCTION COMPANY LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.)

 罪悪感を胸に秘めた女性3人の家族が、強く生きる姿を描いた人間ドラマ。
 シングルマザーのシューフェンは、ハイティーンのイーアン、5歳のイージンと共に台北の夜市にやって来る。麺料理の屋台を始めるが、経済状態は厳しい。
 左利きのイージンは祖父の家で「左手は悪魔の手だから使うな」ととがめられる。その言葉が脳裏から離れなくなり、ある行動に出るのだが…。
 「左手」に代表されるしきたりの中で、行動を規制された人々。5歳の少女の混乱を、彼女の視点で疾走感たっぷりに描き出す。
 人間の中に「悪魔の部分」があるというイメージは、登場人物の描き方に共通する。それぞれ罪悪感を持つような秘密を抱えながらも、思いやりもある。清濁どちらも自分であることを認めてくれる物語。下町感あふれる夜市の雰囲気と相まって優しさあふれる味わいがある。

 シネマ5bisで29日(土)~9月4日(金)の午後0時15分、同4時45分。31日は同4時45分の回は休止。2、4日は同7時からも上映する。

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 「大分合同新聞ムービーアワー」は厳選した映画をお届けするプロジェクト。テーマや話題性を吟味した作品を週替わりで上映します。

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