元関脇嘉風の中村親方(佐伯市出身)が率いる中村部屋は3~5日、福岡市の福岡武道館で合宿し、稽古を公開した。
所属力士9人が熱のこもった稽古を披露。相撲ファンや家族連れ、外国人観光客らが迫力あるぶつかり合いに見入っていた。子どもたちが力士に挑むチャレンジ相撲、赤ちゃんの成長を願う泣き相撲などもあり、終了後はちゃんこ鍋を振る舞う交流会も開催した。
中津市出身で、中津東高から今春入門した翔盛は五月場所で序二段全勝優勝。三段目26枚目で臨んだ七月場所も5勝2敗と勝ち越し、来場所は幕下入りの可能性もある。
翔盛は押し相撲を理想としているが、デビューから3場所はさまざまな決まり手で勝ち星を重ねた。「相手がどんどん強くなっていくので、ここから上がっていくには形が必要。立ち会いからぶちかまして一気に押す相撲を目指し、稽古を重ねてもっと強くなりたい。郷土出身の力士として応援してもらえたらうれしい」と人懐っこい笑顔を見せた。
「翔盛は強いだけでなく、プロ意識が高い関取の器。期待と同じくらい、しっかり育てなければという重圧も感じる」と中村親方。初めての福岡合宿を終え「いずれは大分でもやりたい」と話した。