大分県内は27日、太平洋高気圧に覆われて気温が上昇し、日田市で1942年の観測開始以降で最高となる40・0度を記録した。大分地方気象台によると、九州で40度以上の「酷暑日」となったのは初めて。来月上旬まで厳しい暑さが続く見込みで、熱中症への注意を呼びかけている。
気象台によると、日田市では午後3時半ごろ、40・0度を観測。2018年8月に記録したこれまでの最高気温39・9度を0・1度上回った。この日、全国1位の暑さとなった。
観光地の同市豆田町では、観光客らがハンカチで汗を拭ったり、冷たい飲み物で喉を潤したりしていた。前日まで開催していた日田祇園の後片付けに追われる人の姿も。地元の小野美智明さん(67)は「猛暑続きで、日頃は家から出ないようにしているが、今日ばかりはそうはいかない。休憩しながらやっている」とタオルで汗を拭った。
市は最高気温が38度を超えると予想される際は、市内全域の防災行政無線で熱中症対策などの注意喚起を続ける方針。
県内ではこの日、15観測地点のうち7地点で今年の最高気温を更新した。▽犬飼 38・3度▽豊後高田 37・9度▽宇目 37・7度―など。豊後高田は観測史上最高を塗り替えた。
県内の各消防によると、27日は少なくとも10~90代の計13人を熱中症(疑いを含む)で救急搬送した。このうち九重町の90代女性が畑での作業中に倒れ、病院に運ばれた。重症で、搬送時、呼びかけに応答がなかったという。
県内では11日に熱中症警戒アラートが今季初めて出され、15日を除いて連日発表されている。気象台は「小まめに水分や塩分を補給し、体調管理を徹底してほしい」と呼びかけている。