佐伯市の本匠中生徒が投句ポストの製作開始 「俳句で地域活性化」公的機関などに設置へ

佐伯市内で家具工房を営む保護者の那須吉弘さん(中央)に「俳句ポスト」の組み立て方を教わる生徒たち=佐伯市の本匠中

 【佐伯】俳句を学びに取り入れている佐伯市の本匠中(19人)が投句ポストの製作を始めた。木製4基を作り、住民らが立ち寄る公的機関やイベント会場に置く計画。「俳句づくりの輪が広がり、高齢化が進む地域の活性化に役立てば」と期待している。
 本匠地域は戦前まで俳句が盛んだった。再び光を当てるきっかけは2022年度、高野徹校長が「本匠版百人一首」を作った取り組みを教育機関誌に寄せると、山形市の山寺小中の校長から交流の呼びかけがあった。
 翌年度、市本匠振興局から「郷土本匠広報大使」に任命された生徒たちは山寺小中を訪問。松尾芭蕉の「奥の細道」ゆかりの地で交流を始めた。毎年度、俳句集を発行するなど活動は盛んになった。
 投句ポストはこれまで校内に1基あり、イベント時に持ち出していた。本年度、小規模特認校制度を利用して長女が入学した那須吉弘さん(48)=同市弥生平田=が、家具工房を営んでいることからポスト製作を相談。技術授業の一環として取り組むことになった。
 今月上旬、生徒は4班に分かれて作業。那須さんがあらかじめ加工したパーツを組み立てた。森脇朝陽(あさひ)さん(1年)は「多くの人に俳句を詠んでもらい、地域の文化を復活させたい」と話した。
 高野校長は「俳句を通じて子どもたちはさまざまな物の見方や言葉を学ぶ。感性や表現力を磨き、古里愛を深めてほしい。ポストへの投稿を通じて、本匠の俳句文化が広がれば」と願った。 

最新記事
歌手の山田寿一さんが「さいき応援大使」に 蒲江出身「佐伯の魅力広めたい」
佐伯豊南高で建設産業の魅力伝える出前講座 地元業者が仕事や心構えなど説明
佐伯市で「キラキラ夜市」 キッチンカーや屋台ずらり、家族連れらでにぎわう
佐伯市で薬物乱用防止の街頭啓発活動
佐伯市でまちづくり講演会 ベンチプロジェクトなど紹介「日常風景の中で人が見えるまちに」