熱中症の救急搬送が急増、大分県内1週間で107人 死者4人、対策の徹底を呼びかけ

厳しい日差しの下を歩く人たち=15日、大分市中央町

 大分県内で熱中症(疑いを含む)の救急搬送が急増している。県と県警によると、12日までの1週間に107人が搬送され、4人が死亡した。大分地方気象台によると、高気圧に覆われて夏の暑さが本格化。11日には今季初めて熱中症警戒アラートが出され、14日まで毎日発表されていた。今後も暑い日が続く見込みで、熱中症対策の徹底を呼びかけている。
 県警と各自治体の消防局・本部によると、亡くなった4人はいずれも男性だった。7日に中津市の70代と大分市の80代、8日に同市の70代、12日に日出町の80代が、自宅敷地内や畑で倒れている状態で見つかった。
 県消防保安室によると、搬送された107人のうち高齢者は69人で6割以上を占めた。発生場所は「住居」が最多の47人で、「道路」が19人、「公衆(屋内)」が14人と続いた。
 県健康政策・感染症対策課によると、屋外で熱中症を発症し、室内に移動した後に深刻化するケースが多いという。エアコンをつけていなかったり、水分を十分に取っていなかったりするのが要因とみられる。池辺淑子課長は「自分は大丈夫と過信せずに、喉が渇く前から水分を取り、体を冷やすことが大切」と呼びかける。
 大分地方気象台によると、15日は15観測地点のうち6地点で今年の最高気温を更新。このうち大分・中津・杵築の3市で36・0度を観測した。

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