ムービーアワー「デッドマンズ・ワイヤー」 何が正義なのかと問いかける

「デッドマンズ・ワイヤー」の一場面(ⓒ2025 Starlight Digital Ventures, LLC. All Rights Reserved.)

 1977年に米国で起こった立てこもり事件の顛末(てんまつ)を描いたクライムドラマ。
 2月のある日、トニーは不動産ローン会社を訪ねる。社長は不在。役員を務める社長の息子ディックから応対を受ける。
 トニーは二人きりになるなりピストルを突きつけ、ディックにある装置を取り付ける。ショットガンと二人の首をワイヤで結びつけ、銃口はディックに向け固定したもの。逃げたり、自身に危害が加えられたりすると自動で発射される仕組みだ。
 「ローン会社にだまされ自らの事業計画が破綻した」と怒るトニー。自宅に立てこもり、社長の謝罪や借金の免除など求めるが…。
 あくどい企業に人生を狂わされたトニー、人質として苦痛を味わうディック。あまつさえ世間はトニーを英雄視し始める。物語を取り巻く理不尽さが、何が正義なのかと問いかける。
 実際の事件を知らない人は、まずは映画から楽しんでほしい。きっと心にモヤモヤが残るはずだ。
 
 シネマ5bisで18日(土)~24日(金)の午後0時5分、同4時20分、同6時半。(この日程以外も上映)

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 「大分合同新聞ムービーアワー」は厳選した映画をお届けするプロジェクト。テーマや話題性を吟味した作品を週替わりで上映します。

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