【日田】日田市は、豊かな食文化を軸としたまちづくりを表彰する本年度の「美食都市アワード」を受賞した。盆地特有の環境を生かした日田梨やスイカのほか、川魚、郷土料理、地元グルメの魅力と、情報発信の取り組みが評価された。
アワードは、食文化を基盤とした地方都市の在り方を探究する有識者や雑誌編集者らでつくる「一般社団法人・美食都市研究会」(橋爪紳也代表理事・東京)が2024年度から開催している。対象は人口50万人以下の都市。自薦、他薦による候補から▽食べ歩きが楽しめる地区の形成▽地元生産者と特産品の活用▽独自の飲料や料理人養成機関の存在―など10項目で審査している。日田市は食文化などに詳しい審査員からの推薦で候補となった。
6月29日、市役所で授賞式があった。同会役員や市内の料理人ら14人が出席。橋爪代表理事(大阪公立大特任教授)が「これまで14都市が受賞し、いずれも全国に誇れる食文化が根付いている。互いに高め合えるつながりをつくっていきたい」とあいさつした。
賞状とトロフィーを受け取った椋野美智子市長は「日田の食を支える生産者、料理人、事業者の長年の努力が評価され、大きな励みになる」と謝辞を述べた。
式後、同市隈の老舗日本料理店「春光園」で食の交流会があった。関係者は天然アユの塩焼きやアユの塩から「うるか」に舌鼓を打った。
本年度は他に北海道余市町、青森県八戸市、岐阜県飛騨市が受賞した。