お中元商戦、大分県内各店が売り上げ増へ工夫 物価高踏まえ大容量ギフト、猛暑意識し火を使わぬ食品…

お中元コーナーで贈り物を選ぶ買い物客=6月26日、別府市のゆめタウン別府

 お中元商戦が本格化し、県内の小売り各店が売り上げアップへ工夫を凝らしている。物価高を踏まえ、大容量や最大半額になったギフトの品ぞろえを増やしたり、近年の猛暑を意識して火を使わず調理できる食料品などを充実させたりしている。お中元の市場が縮小する中、簡易包装の自宅向け商品もアピールする。
 ゆめタウン別府(別府市)は5月中旬から1階に特設コーナーを設置。カタログを含め約千点を扱う。ナシやシャインマスカット、りゅうきゅうなど県産品が売れ筋という。
 物価高を踏まえ、今年は内容量が多い「徳用ギフト」や、通常価格より30~50%ほど安い「お買い得ギフト」の点数を増やした。岩本富由子食品次長(35)は「送り先の人数が多い場合や、盆の帰省に備えて自宅用に購入する人も多い」と説明する。
 買い物に来ていた同市大所の自営業、衛藤美喜夫さん(69)、里美さん(69)夫婦は「仕事先や息子の嫁の実家などに毎年贈っている。お付き合いを大切にしたい」とほほ笑んだ。
 トキハ本店(大分市)は8階ギフトセンターに約1200点をそろえる。猛暑が続く近年は保管場所が限られる冷蔵・冷凍商品より、飲料など常温保存できるものを選ぶ人が増加。電子レンジで温められるなど、調理が簡単な食品の需要も年々高まっているという。自宅用として簡易包装の商品を集めたコーナーも設けている。
 相場は例年と同じ3千~5千円程度。催事ギフト企画運営の佐藤靖二MD(57)は「物価高の影響か、送料を含めた予算設定をする傾向が見られる。百貨店ならではの高品質のもので、満足度を高めたい」と話している。

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