【中津】中津市耶馬渓町金吉に、大規模な酪農場「耶馬渓ファーム」(脇坂伸彦社長)が完成した。下郷農協(同町)、耶馬渓酪農組合、グリーンコープ生活協同組合連合会(福岡市)が共同で経営する。牛から搾った生乳はグリーンコープ系列などの工場に運び、日量で牛乳18トンとヨーグルト4トンを生産する計画。現地で1日、開場式があり、関係者が安全・安心な商品の提供と、酪農業発展への貢献を誓った。
耶馬渓ファームは標高420メートルの中山間地に34億円かけて整備した。6ヘクタールの牧場のほか、7・6ヘクタールの敷地に牛舎や搾乳棟などがある。
今後、乳牛を徐々に増やし、2028年3月には900頭規模にする。生乳はグリーンコープミルク社のびん牛乳工場(中津市山国町)などで牛乳にし、グリーンコープの商品として西日本の16府県に出荷販売する。
県産生乳を原料にしている同工場は、来年11月には全量がファームからの生乳になるという。ヨーグルトは下郷農協で製造する。
開場式には、関係者ら260人が出席した。神事の後、脇坂社長(49)が「牛が健康で快適に過ごせる環境を整えた。次の世代に酪農をつなげることができる」とあいさつ。
グリーンコープ共同体の日高容子代表理事は「自然豊かな場所で生まれた牛乳を、たくさんの人に飲んでもらえるよう取り組みを進める」と話した。
テープカットをした後、場内を見学した。