ムービーアワー「四月の余白」 人が変わることの難しさと可能性

「四月の余白」の一場面(ⓒ2025 N.R.E)

 周囲に暴力を振るう少年と、彼を導こうと苦悩する大人の姿を描いたドラマ。元半グレで受刑歴のある西(一ノ瀬ワタル)は、全寮制の更生施設を営んでいる。問題を抱える子どもたちと真剣に向き合っているが、時に手を上げることを否定せず、教育関係者から非難を受ける。
 中学教諭の草野(夏帆)から相談を受けたことから、暴力行為の絶えない生徒、沢(上阪隼人)を施設に入所させることに。沢は「人が痛かろうが、自分は関係ない」という考えの持ち主。入所後、他の寮生に暴力を振るいけがを負わせてしまう…。
 対話を重視しようとする世の中。対話ではどうにもならない子どもと、どう向き合えば良いのか。重いテーマを突きつけてくる一作。
 それぞれの登場人物が抱える心の闇が鮮やかに描かれる。人が変わることの難しさを感じながらも、可能性を感じることのできる物語は深く心に刻まれる。

 シネマ5で27日(土)~7月3日(金)の午後2時40分、同4時50分。27~30日は同7時も上映。(この日程以外も上映あり)

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 「大分合同新聞ムービーアワー」は厳選した映画をお届けするプロジェクト。テーマや話題性を吟味した作品を週替わりで上映します。

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