【宇佐】休校している院内中部小上院内分校(宇佐市院内町定別当)で19~21日の3日間、音をテーマにした芸術イベントが開かれる。市地域おこし協力隊の野内(やない)俊裕さん(44)=作家名ヤナイ=が発案。歴史ある教室を会場に、地域で録音した自然の音や学校生活の再現音に包まれる体験ができる。「古里の素晴らしさを感じてもらう機会にしたい」と来場を呼びかけている。
イベント名は「上院内分校のエコー・音が再び校舎に響く」。院内地区まちづくり協議会が主催する。
音を使った空間芸術サウンドインスタレーションの手法で企画。川のせせらぎ、鳥のさえずり、住民のインタビューなど、野内さんが院内で集めたさまざまな音を教室で流す。学びやでの子どもたちの姿を思い浮かべてもらおうと、教室の机や椅子、扉を動かす音、本をめくる音なども再現し録音した。
地域の楽器や子どもたちが楽譜に描いた絵も並べる。
茨城県那珂市出身の野内さんは昨年6月、協力隊員になった。バンド活動の経験があり、分校のデザインや雰囲気を気に入って音楽による活性化イベントを考えた。
分校は定別当小、上院内小と校名を変えながら歩み、開校した1875年から150年の歴史がある。2019年度から休校となり、市教委は本年度末での廃校を予定している。
「地域の音や記憶を集めた展示を通じて、普段は山奥の静かな校舎を再び人々が集まって交流する場にしたい」と野内さん。
イベントは3日間とも午前10時~午後5時。入場無料。最終日は地元女性グループ「ゆずの会」が無料で昼食を提供する。ジュニア太鼓チーム「院内童龍太鼓」と野内さんによる演奏会もある。
最新情報は、まちづくり協議会のホームページや野内さんのインスタグラムアカウントで確認できる。