大分市寿町の県立美術館で13日、「ラブ!ヴァンガード!! 前衛を愛した、あるコレクターの眼―草間弥生、ヘイター and more」が始まった。8月16日まで。
コレクターの和倉誠治氏が収集した「Wコレクション」の全貌が国内で初めて明らかとなる今展。英国出身の版画界の巨匠、スタンリー・ウィリアム・ヘイターの版画、油彩画約20点や、草間弥生の初期からの貴重な絵画や彫刻など約80点、高度経済成長期の日本を彩った前衛美術や奈良美智(よしとも)ら現代作家の作品などを通して、コレクターの審美眼を知ることができる。
県芸術文化スポーツ振興財団の広瀬勝貞理事長が「ラブ、ヴァンガードは前衛に対する愛が込められている。前衛作家に注目しながら続けられているコレクションを存分に楽しんでほしい」とあいさつ。和倉さんは「コレクションは誰かのものではなく、塊を意味するものとしてWコレクションとしている。前衛とは未来(可能性)を守りながら現在に引き戻す役割を持っているのではないか。とんがって鋭い、けれども美しい作品から何かを感じてほしい」と話した。
観覧料は一般1500円、高校生1200円、中学生以下無料。