「ししゅうと暮らしのお店」耶馬渓町にオープン 世界の服飾雑貨、旧郵便局で月3日販売

「世界各地の文化や生活に触れられます」。店をPRする伊達文香社長(左)と岡本真希店長=中津市耶馬渓町

 【中津】中津市耶馬渓町平田地区に、世界各地の服飾雑貨を扱う「ししゅうと暮らしのお店」がオープンした。しゃれた雰囲気の旧平田郵便局(木造2階)を店舗に使い、手仕事による品物を中心に販売する。「地方で月に3日間のみ営業」というユニークなコンセプトで、店舗展開をするアパレル企業イトバナシ(奈良県五條市、伊達文香社長)が運営している。
 創業10年のイトバナシは「作る人と使う人の暮らしを豊かに」を掲げる。大量生産・大量消費と一線を画し、衣服・生活雑貨、カカオ豆から製造するチョコレートなどの企画、生産、販売をしている。
 耶馬渓町への出店は、のどかな地域のたたずまいや、大正期の建築で住民の愛着を感じる旧平田郵便局にほれ込んで決めた。店舗は広島県志和町、奈良県五條市、徳島県脇町に続き、4カ所目となる。
 平田地区の店には、世界各地の伝統技術を生かした約千点が並ぶ。
 インドの手刺しゅうの衣類、草木染や木版プリントしたインド綿布の服、再生プラスチックひもを手編みしたメキシコのメルカドバッグ、インドネシアの工芸品アタバッグ、貝のアクセサリーなど。
 どれも公正な価格による取引で現地の生産者を支えるフェアトレードで入荷した商品や、環境配慮を意識したものばかり。
 地元の飲食店によるカフェも併設している。
 オープンした5月15日からの3日間は計約180人が訪れた。
 伊達社長は「来るまでのドライブも楽しみながら、とにかくゆっくり過ごしてもらえたら。地方創生の一助になれば」と話す。
 店長の岡本真希さん(24)=別府市=は立命館アジア太平洋大出身。多くの留学生と交流してきた経験を踏まえ「海外の文化に触れ、価値観を広げる場所でもある。気軽に遊びに来てほしい」と呼びかける。
 営業日はインスタグラムに掲載している。次回は6月12~14日の午前11時~午後5時。7月は10~12日を予定している。

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