威勢の良い掛け声と同時に繰り出す多彩な技に女王の風格が漂った。なぎなた個人試合は大分西の田代稟華(2年)が制した。2人一組の演技、5人戦の団体でも優勝に貢献し、存在感がひときわだった。
競技力向上に取り組む日出町で小1から柄を握る。高校では日々精神面に磨きをかけてきた。「気持ちが常に落ち着いていて、瞬時の対応力にも優れる」と築城理恵監督からの信頼も絶大だ。
演技では工藤涼(1年)と組み、決勝は仕掛けの呼吸を読み取るように的確な応じで体をさばいた。ペアになって日は浅かっただけに、優勝直後は思わず破顔。工藤と静かに抱擁を交わした。
153センチの身長で約1・5倍のなぎなたを操るエースは「全国でも相手への敬意を忘れず頂点を狙う」と力を込めた。
<なぎなた>
(大分西高)
【演技】(1)工藤涼・田代稟華(大分西)(2)下村美結・藤沢美々子(同)(3)池辺心優・三重野結七(同)
=男子=
【個人】▽試合 (1)成松大紀(福徳学院)(2)後藤心(大分西)(3)日隈利玖(玖珠美山)
=女子=
【個人】▽試合 (1)田代稟華(大分西)(2)田原有琉(福徳学院)(3)志賀心幸(大分西)
【団体・試合】▽決勝
大分西2―0福徳学院
藤沢―山下
志賀―田原
○田代 ス― 小野
篠田 ― 小泉
○足立 メメ―メ 佐藤
(団体の大分西は6年連続31回目の優勝。団体1位、演技と女子個人2位までが全国、3位までが九州大会へ。男子個人3位までが8月の幸村杯へ)
【ミニインタビュー】
個人試合で準優勝して全国切符を得た福徳学院の田原有琉(うぃる)(3年) 必ず全国に行くという強い気持ちで戦えた。決勝は打突数の面で思うような試合ができなかったので、次はもっと前に出る。卒業後は就職予定なので悔いなく出し切ります。