大分市の明屋書店高城店、6月から24時間営業に 利便性向上へ有人・無人組み合わせ

大分市城東町の明屋書店高城店。QRコードのモニターが設置される東側出入り口周辺=大分市城東町

 大分市城東町の明屋書店高城店が6月1日から、有人・無人営業を組み合わせたハイブリッド型の24時間営業を始める。午後10時から翌朝10時まではスタッフを置かず営業し、いつでも商品を購入できる機会の提供と、客の利便性向上を目指す。従来の営業時間では来店しづらかった顧客層へ「ライフスタイルに合わせた利用」を提案する。
 県書店商業組合(29店)によると、現在、県内に24時間営業の書店はない。明屋書店(本社・松山市)は全国で66、大分県内で8直営店を運営(5月現在)。24時間営業は昨夏から順に、松山市、山口市、愛媛県今治市の店舗でスタートし、大分の旗艦店・高城店が4店舗となる。
 同社の早稲田譲治取締役営業本部長は「国道沿いに店があり、夜間人口が比較的多い場所」と無人営業時間の需要を見込む。「全国的に書店が減っていく中、新しい試みが必要。タイパ(時間対効果)志向の時代に、じっくり時間をかけて一冊を選ぶ楽しみを提供したい」と話す。
 無人営業時は、店の東側の出入り口に設置したQRコードをスマートフォンで読み取り、通信アプリLINE(ライン)で「友だち追加」をすると入店できる(2回目以降はQRコードの読み取りのみ)。会計はセルフレジで、現金、クレジットカード、「PayPay(ペイペイ)」「楽天ペイ」「au Pay」が使える。d払い、電子マネー、図書カード、金券類は有人営業時に使える。
 書籍のほか、文具や雑貨も購入できる。CD、DVD、「一番くじ」、金券類などの一部商品や、定期購読・注文商品は無人営業時は扱わない。
 昨年、高城店と同じ建物内にベーカリーがオープンした。その行き帰りとみられる女性や子ども連れの客は少なくないという。柚山年幸店長は「深夜・早朝、文具や参考書が必要になった際なども利用してもらえたら」と呼びかける。
 問い合わせは高城店(097-551-1100)。

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