【別府】別府市楠町のジェラート店「おんせんドルチェ」が、乾シイタケのパウダーを材料にした商品を販売している。抹茶やチョコレートといった定番だけでなく、県内の特産品を取り入れることに積極的。緑川一徳代表(45)は「今後も地元のおいしい食材を生かし、ジェラートを通して大分の魅力を広めたい」と意気込んでいる。
乾シイタケを使ったジェラート「しいたけ」(600円)のパウダーは、豊後大野市大野町の茂里商店から仕入れている。風味が強く、うまみが凝縮されていることが特徴という。パウダーをジェラートに練り込んだことで「シイタケと一緒に食べているような感覚」と緑川代表。
店には10種類以上のジェラートがある。フジヨシ醬油(光町)の「カトレア醬油」や県内特産の「カボス」など、大分ならではの味を楽しめる。
緑川代表は福島県出身。大学進学で上京後、広告代理店や大手ゲームメーカーに勤めた。大分トリニータを運営する大分フットボールクラブ(FC)から声がかかり、2019年から大分県で生活している。
店を始めるきっかけは以前、同じ場所でジェラートを販売していた着物カフェとの出合い。同店のファンで、客として度々、訪れていた。閉業の予定を聞き、昨年5月に引き継いだ。前店主の娘が静岡県の工場でジェラートを製造。緑川代表が夫婦で営業している。
店は5月、1周年を迎えた。今後も大分のいいものを、ジェラートで届けたいと考えている。緑川代表は「県内18市町村の特産品を使ってみたい。企業とのコラボも増やし、大分を盛り上げていきたい」と話している。
おんせんドルチェの商品は、ホテル白菊やゆめタウン別府などでも購入できる。オンライン販売もしている。