【豊後大野】豊後大野市大野町田中の眼鏡レンズメーカー「イノチ」(灰谷孝代表)は野球の九州アジアリーグ・大分B―リングスの所属選手に視機能サポート眼鏡「イノチグラス」の無償提供を始めた。選手の競技力向上と、子どもたちに目を守ることの重要性をアピールする狙い。
東北大などとの共同研究で、カラーレンズが運動機能(バランス)に影響を及ぼすことを科学的に解明し、誕生したのがイノチグラス。日常生活からかけ続け、練習、試合時も装着することでパフォーマンスに差が出るという。
22日までに希望した8選手をカウンセリング。視力測定などを行い、片足立ちの状態で体のバランスが取りやすい色、崩れやすい色を特定した。この結果を基にそれぞれの専用サングラスを仕上げて提供する。
日高祐投手(24)は「半信半疑だったが、実際に色の違いでバランスが変わる。腰の可動域も向上して驚いた」。寺田真歩人投手(24)も「サングラスをした方が色のコントラストがより鮮明になる。装着することでけがの予防などにつなげたい」と話した。
灰谷代表は「最初は同業者からも疑いの目を向けられた。野球はもちろんだが、競輪やマラソン選手らは結果がすぐに出るので驚いていた。プロ選手の実践を通して子どもたちに目の重要性を発信していければ」と話した。