国東市国見町で唯一のスーパー閉店、住民の暮らしに影響 高齢者支援へ地元団体が買い物マーケット開催

買い物マーケットで生鮮食品などを買い求める地域住民=国東市国見町

 【国東】国東市国見町で唯一営業を続けていたスーパーが閉店し、住民の暮らしに暗い影を落としている。跡地には生鮮食品コーナーを備えた大手コンビニエンスストアが出店を計画しているが、オープンの時期は未定。車がない高齢者らは毎日の食材を手に入れづらい状況となっており、地元の団体などが支援に乗り出している。
 スーパーがなくなったのは今年1月下旬。関係者によると人口減少などで売り上げが伸び悩み、従業員確保も困難になってきたため閉店を決めたとみられる。町中心部から最も近いスーパー(豊後高田市香々地)は約6・5キロ離れており、路線バスでは片道約500円の運賃がかかる。
 こうした状況を受け、町内の三つの支え合い団体で組織する「くにみ地域応援協議会語ろう会(え)」は2月上旬から、町内の生涯学習センター「みんなんかん」で買い物マーケットを開催。国東町のスーパーなどを招き、毎週水曜日に肉や魚、野菜などを販売してもらっている。
 国見町伊美の「道の駅くにみ」は、これまで扱っていなかった豆腐や大きいサイズの牛乳などの販売を開始。店頭に並べる卵の量も増やした。7月中旬からは個人事業主が、町内での移動販売を計画している。
 今月13日の買い物マーケットには大勢の住民が詰めかけた。鬼原さなみさん(73)=町内千灯=は、「香々地のスーパーまで買い出しに行かねばならず、近くでマーケットを開いてもらえると大変助かる」と笑った。
 同協議会の芹川一敏さん(72)=同=は「買い物難民をつくらないため、仲間たちと一緒にマーケットを立ち上げた。6月末までは続けたい」と話している。

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