豊後大野市千歳町で高齢者の移動支援始まる 住民が市民カフェへ送迎、利用拡大も視野

送迎車に乗り込む利用者=豊後大野市千歳町

 【豊後大野】豊後大野市千歳町の地域住民による高齢者らの移動支援「楽らく広場ひょうたん送迎」が18日、始まった。同市初の取り組みで、市社会福祉協議会とこれからの千歳町を考える会が中心となり、「行きたいを地域で支える」の思いで始めた。
 高齢化が進む同町では免許返納後の移動手段が大きな課題になっている。「カフェやサロンに行きたくても行けない」など切実な声が多く、送迎手段が確保できず活動を中止したサロンも出てきた。
 このため同会は「移動支援は孤立を防ぎ、住民のつながりを守る重要な取り組み」とし、送迎支援部会(板倉孝光部会長)を設立。2024年度から町内の全戸調査を実施、先進地視察、勉強会などを重ね、実現にこぎつけた。
 ドライバーは登録した住民が担い、利用料はガソリン代実費(1キロ20円程度)。まずは町公民館で毎週月曜日に開催される楽らく広場ひょうたん(通称ひょうたんカフェ)の送り迎えをする。初日は町公民館で出発式があり、多くの関係者が支援スタートを喜んだ。
 今後はサロンや祭りなどへの利用拡大を目指す。楽らく広場ひょうたんの河野八重子運営委員長(79)は「介護予防の観点からも意味ある取り組み。送迎を利用して多くの人に参加してもらえれば」と話した。

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