ムービーアワー「LOST LAND/ロストランド」 幼い姉弟の過酷な道のり

「LOST LAND/ロストランド」の一場面(ⓒ2025 E.x.N K.K.)

 ミャンマーで迫害を受ける少数民族ロヒンギャの子どもたちが、安住の地を求めて旅するドラマ。
 ロヒンギャは1982年に施行された同国の国籍法で「不法入国した移民」という扱いを受けるように。国籍を奪われ、多くが隣国に脱出している。
 難民キャンプで暮らす9歳の姉と5歳の弟が主人公。家族との再会を果たすために、叔母とともに密航業者の船に乗りマレーシアを目指す。旅路は危険で、悪天候や飢えが襲いかかる。陸路では人身売買をもくろむ密航ビジネス業者が牙をむく。屈託のない笑顔を見せていた2人だったが、徐々に表情を曇らせていく。
 ロヒンギャ難民200人が出演。民族問題の当事者による演技は技術を超えてナチュラルで、ドキュメンタリーを見ているかのような思いがする。鑑賞後、「かわいそう」という言葉では収まらない重い感情が胸に迫る。

 シネマ5で30日(土)~6月5日(金)の午後2時20分、同6時35分。

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 「大分合同新聞ムービーアワー」は厳選した映画をお届けするプロジェクト。テーマや話題性を吟味した作品を週替わりで上映します。

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