「日出町の野菜を世界に発信」APU学生がPR 「城下かれい祭り」でカレー販売

城下かれい祭りで日出町産の野菜を入れたカレーを販売する立命館アジア太平洋大学生=日出町

 【別府・日出】別府市の立命館アジア太平洋大の学生有志6人が、日出町の野菜のおいしさを町内外に伝える「ヒジベジプロジェクト」に取り組んでいる。5月初旬に同町で開かれた「城下かれい祭り」では、町内産の野菜を具材にしたカレーを販売した。規格外のトマトを使ったジュースとケチャップも開発中で「日出の野菜の魅力を多くの人に知ってもらいたい」と張り切っている。
 6人はサステイナビリティ観光学部3年の佐藤勇翔(ゆうしょう)さん(20)、早田州豊(わさだしゅうほう)さん(21)、元野アニカさん(20)、2年の猪尾泰晴(たいせい)さん(19)、国際経営学部3年の瀬下海斗さん(20)、2年の湯浅愉月(ゆづき)さん(19)。
 佐藤さんら3年生は昨年度、日出町の抱える課題を見つけ解決方法を探ることをテーマにした「専門実習」を履修。JR豊後豊岡駅を軸とした活性化に取り組む中で、町内で取れる野菜にほれ込んだ。本年度から2年生2人を加え、独自のプロジェクトを始めた。
 町内は温暖な気候に恵まれ、季節ごとにさまざまな野菜が収穫できる。「県外出身者ばかりだが、これまで食べたどの野菜よりおいしいと思った。地元だけの消費ではもったいない。全国にとどまらず世界に発信できる価値がある」と佐藤さん。
 「城下かれい祭り」ではトマト、ジャガイモ、ニンジン、タマネギなどを具材にカレー360食を販売。白イボキュウリ、スナップエンドウ、ズッキーニ、アスパラガスなど旬の野菜も並べた。
 規格外の野菜にも着目。フードロスを減らしながら魅力ある加工品を開発し、農家の収入アップにもつなげようと真那井産の塩トマトを使った無添加のジュースとケチャップの商品化に取り組んでいる。土産物やふるさと納税の返礼品としての活用も視野に入れているという。
 町もイベントで材料を提供したり、農家を紹介したりと応援。町農林水産課の長野康範・農業振興係長(44)は「新鮮な切り口で行動力もあり、盛り上げてほしい」と期待する。
 6人は今後も、テレビ出演、町やべっぷ日出農協のイベントへの参加などで野菜のPRを続ける。佐藤さんは「日出町の農業を盛り上げる一助となれば。後輩も参加してくれたので、さまざまなことにチャレンジし、継続的な活動ができる仕組みも構築したい」と話している。

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