竹田市社協とNPO、福祉学べるすごろく開発 小学校高学年の利用想定「支え合い伝える」

ふくしすごろくを楽しむ白丹小児童=竹田市久住町白丹

 【竹田】子どもの頃から福祉を身近に感じてもらおうと、竹田市社会福祉協議会とNPO法人「テトカンパニー」(同市)が「ふくしすごろく」を作った。小学校高学年を対象に授業などで使って、困り事を抱えた時に支え合う仕組みを伝える。
 支援が必要な家庭ケアに当たる同法人の奥結香理事長(38)が「福祉の仕組みを知らない人や利用に抵抗がある人が少なくない。幼い頃から知っていれば万一の時に活用してもらえるのでは」と発案。昨年9月、奥理事長の提案に市社協も賛同し、半年かけて開発した。
 さいころを振ってゴールを目指す基本に加え、ポイント制を導入。「ボランティアに参加した」「募金した」といったマスに止まると、1~3ポイントが入る。減点マスもあり、最終的に獲得ポイントが多い人、チームの勝ちになる。
 中盤の「福祉ハウス」が大きな特徴で、止まったマスに応じて「子ども食堂」「地域包括支援センター」「教育支援資金」「生活保護」といったお助けカードが入手できる。この際にどんな支援かを説明文を読んで理解する。
 カードは終盤に役立つ仕組み。「お金がなくて高校にいけない」「介護で家族が疲れている」などのピンチマスに止まった際、対応カードを使うことでポイントを獲得できる。
 4月下旬、市内久住町の白丹小4~6年の8人が体験。市社協の大窪翔太郎さん(33)、奥理事長から説明を受けた後、2チームに分かれて楽しみながら福祉を学んだ。6年の志賀柚香さん(11)は「子ども食堂は聞いたことはあった。ゲームを通して行ってみたくなった」と話した。
 担当した市社協の野辺沙樹さん(38)は「困った時は一人で悩まなくていい。社協をはじめとする相談先があることを知ってもらえれば」と話した。

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