県に寄付された2025年度のふるさと納税(個人版)は1億8992万4千円で、制度が導入された08年度以降で過去最高額となった。24年度の5382万7千円から3・5倍に増加。選ばれた返礼品は「旅行券・トラベルクーポン」が約8割(1億3495万円)を占めた。
おおいた創生推進課によると、旅行券・トラベルクーポンは23年12月に取り扱いを開始。県内の対象施設で宿泊代や飲食代、交通費などに使えるため人気が高い。
全体の寄付額増加の要因として▽24年度末時点で50品目だった返礼品を約400品目(25年度末時点)に増加▽4大仲介サイトに情報を掲載▽市町村との共通返礼品の拡充―などを挙げている。
寄付金は子ども・子育て支援などに活用する。昨年11月に発生した大分市佐賀関の大規模火災への寄付金(返礼なし)も約1900万円が集まった。
企業版ふるさと納税は2億6505万4千円が寄せられた。24年度にソフトバンク(東京都)から2億5千万円の大口寄付があったため、総額は前年度比12・9%(約3900万円)減。寄付拡大に向け、寄付希望企業を仲介する事業者5社と契約した。
同課は「返礼品をさらに増やし、県外でPRする機会を設ける予定。市町村との連携も強化していく」と話した。
<メモ>
県のまとめによると2024年度、県と県内18市町村を合わせたふるさと納税寄付額は118億1965万円。市町村別の最高額は国東市の20億1147万円だった。25年度分は夏ごろに総務省が公表する予定。