ムービーアワー「旅立ちのラストダンス」衝突重ねた後の究極

「旅立ちのラストダンス」の一場面(Ⓒ2024 Emperor Film Production Company Limited ALL RIGHTS RESERVED)

 葬祭の世界を舞台に、死生観や伝統との向き合い方などを描いたドラマ。
 コロナ禍で多額の負債を抱えた香港のウエディングプランナー、トウサンは、恋人のつてで葬儀業界に転身する。「結婚式も葬式も結局は見せ物だ」と高をくくり、メモリアルグッズの販売や派手な葬儀を開催。遺族の気持ちを考えない演出をしてしまい、失敗する。
 香港では道教の道士と組んで儀式を執り行う。パートナーのベテラン道士、マンは「お前の仕事には心がこもっていない」と怒りをあらわにするが。
 トウサンはマンと衝突を重ね「葬儀屋として遺族が抱える深い喪失感に、どう向き合っていくべきなのか」と考えるように。人と人の関係の、究極の形があるように思えて興味深い。
 主演はダヨ・ウォンとマイケル・ホイ。コメディー出身の2人だからこそ醸しうる哀愁は、しっとりとした作品に深い味わいをもたらしている。

 シネマ5bisで16日(土)~22日(金)の午後0時15分、同5時15分。

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 「大分合同新聞ムービーアワー」は厳選した映画をお届けするプロジェクト。テーマや話題性を吟味した作品を週替わりで上映します。

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