戦時中にB29墜落、竹田市平田の「殉空之碑」で法要 日米の戦死者追悼「平和への一助に」

殉空之碑の追悼法要で、鐘を鳴らす工藤勝昭さん(手前)ら=5日午前、竹田市平田

 【竹田】太平洋戦争末期に米軍のB29爆撃機が墜落した竹田市平田にある「殉空之碑」で5日、日米両国の戦死者を追悼する法要があった。
 1945年5月5日、日本軍戦闘機「紫電改」とB29が交戦し、いずれも墜落した。日本側の搭乗員、粕谷欣三兵曹が死亡。脱出した米兵11人のうち、機長を除く10人が九州大で生体解剖の被験者にされるなどして亡くなった。
 法要は明治地区の地域運営組織「コミュニティひろばi―meiji」が開催。約60人が参列した。
 黙とうをささげた後、組織の添田龍会長(65)が「昨今の世界情勢を見ると平和にはほど遠い。法要が平和への一助になれば」とあいさつ。慰霊碑を建立した工藤文夫さん(故人)の長男勝昭さん(89)=市内平田=が「戦争に加わらず、二度と若者を戦場に送ってはならない」と訴えた。読経が響く中、参列者は焼香し、鐘を2回鳴らした。
 紫電改と粕谷兵曹は市内久保に落下したとされる。同所には鎮魂碑が築かれている。

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