サッカーJ2の大分トリニータを運営する大分フットボールクラブ(FC)は28日、大分市内で定時株主総会を開き、第28期(2025年2月~26年1月)の決算などが承認された。スポンサー収入の減少や物価高騰などの影響で純損益は800万円の赤字を計上した。赤字は3期ぶり。
売上高は前期より5千万円少ない17億6900万円。トップチームの移籍金などが入り、その他収入は6億8700万円(前期比1400万円増)と微増。ただスポンサー収入は撤退や大幅な減額があった影響で7億3600万円(同4800万円減)、入場料収入は3億4600万円(同1500万円減)にとどまった。
一方、トップチームの人件費などが含まれる売上原価は14億5千万円(同5300万円増)に膨らんだ。人件費そのものは増えていないものの、物価高騰で遠征費がかさんだ。育成組織の体制強化にも資金を投じたという。売上高から売上原価を引いた総利益は3億1900万円(同1億200万円減)の黒字。
大分FCの小沢正風社長は総会後に会見し「残念ながら赤字になってしまった。今後についても情勢が不透明でどうなるかは分からないが、黒字に回復できるように努力したい」と話した。
Jリーグのシーズン移行に伴い、第29期から6月決算に変更となる。今夏に開幕するJ2リーグに向けた強化方針については「トップチームの人件費に多くを費やしていくことは当然考えている。一方で、経営が崩れないようにリスクも頭に入れておく必要がある」と述べるにとどめた。