【日田】NHK大河ドラマ「豊臣兄弟!」に出演している日田市出身の俳優結木滉星(ゆうき・こうせい)さん(31)が21日、主人公・豊臣秀長が着けたとされるよろいを所蔵する同市豆田町の草野本家を訪れた。実物を近くで眺め、椋野美智子市長と草野家当主と、よろいやドラマの話を弾ませた。
結木さんはドラマで織田信長の三男・信孝を演じている。市の主催で、椋野市長と同家12代当主の草野義輔さんと鼎談(ていだん)した。
よろいが豊臣秀吉の弟・秀長のものとされるようになった経緯について、草野さんは修理する際に「秀長加護天正十五年」の文字があったと説明。「天正16(1588)年に久留米の豪族だった草野家の祖先が秀吉の九州征伐で殺されている。敵のナンバー2のよろいがなぜ当家にあるか、歴史のミステリーだ」と語った。
結木さんは古里にゆかりの品があることに感激した様子。「ぜひ(秀長役の)仲野太賀さんに着けてほしい。これから甲冑(かっちゅう)を着けた撮影が始まる。その前に見ることができ、一段と身の引き締まる思い」と話した。
撮影中のエピソードも披露。「信長役の小栗旬さんは信長の目をした時がすごく印象的。本番で自分のせりふが吹っ飛んだこともある」という。
椋野市長は日田が秀吉直轄の太閤蔵入地で、代官が日隈城を築いた歴史に触れ「結木さんが出演するドラマが楽しみ。全力で応援する」とエールを送った。
草野本家では端午の節句に合わせ、29日から5月24日までよろいを一般公開する。水・木曜定休。入場料700円。