杵築市で10回目の「四畳半フォークナイト」 アマバンド4組が奏でる名曲に会場酔いしれる

会場の古民家には懐かしい昭和の名曲や洋楽が響いた

 【杵築】1970年代のフォークソングを中心に、アマチュアバンドがさまざまな名曲を披露するイベント「四畳半フォークナイト」が10回目を迎えた。杵築市内の会場には熱心なファンが集まり、年に1回のステージを思い思いに楽しんだ。
 同市南杵築の旧土谷商店で11日夕にあった。ラジオ深夜番組の草分けの一つであり、多くのファンを魅了した「オールナイトニッポン」のオープニング曲で開幕。県内のアマチュアバンド4組が、フォークをはじめ昭和、平成の時代を彩った歌謡曲などを演奏した。会場には約50人が集まり、手拍子や拳を上げて盛り上がった。
 春に合わせ、さだまさしさんや森山直太朗さんらの5曲を演奏した「IzayoI」の国広幸一さん(63)=国東市国東町=は9回目の出演。「すごくやりやすい雰囲気で気に入っている。会場の外まで音楽が聞こえる開放感もいい」と楽しめた様子。最後は客席とステージが一緒に「神田川」(かぐや姫)を歌った。
 イベントは杵築市の音楽愛好家でつくる「グループ赤いてぬぐい」が開いている。かぐや姫の南こうせつさん(大分合同新聞文化賞)が同市在住であることから、「杵築を四畳半フォークの聖地にして町を盛り上げられないだろうか」と2014年に始めた。コロナ禍での中止を経て節目の開催にこぎ着けた。
 宮川誠二代表(56)は「こうせつさんのおかげで楽しい青春を過ごせたことへの恩返しの意味もある。ステージと客席が思い出を共有できているから盛り上がるのではないか。これからも続けていきたい」と話した。

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