芸術家の兄弟として知られる高見乾司(けんじ)さん(77)、剛さん(75)、八州洋(やすひろ)さん(69)の3人展「山を想う―里帰り」が14日、出身地の日田市のパトリア日田で始まった。18日まで。
長男の乾司さん=宮崎県西都市=は画家、次男の剛さん=由布市=は写真家、三男の八州洋さん=同=は竹工芸家。3兄弟は、日田市北部の山林地主の家系に生まれた。
乾司さんが、20代の頃にかかった病気のため由布市の病院で長期にわたり療養。その縁で、同市を拠点に芸術活動を展開してきた。乾司さんは由布院空想の森美術館の設立(1986年)に関わり、現在は剛さんが館長を務めている。
3人展で、乾司さんは九州各地を訪ねて描いた神楽の墨彩画や収集した民俗仮面を展示。剛さんの作品は湯布院や九重の自然、国東半島や英彦山(ひこさん)の峰入りのほか、陸上自衛隊日出生台(ひじゅうだい)演習場での米軍による実弾射撃訓練などの写真。八州洋さんは、日常生活に使う竹工芸品を飾っている。
乾司さんは「日田の山奥から出てきた3人が一生を通じて取り組んだ作品。何度も個展を開いてきたが、最高の作品展となった」。剛さんは「日田と関係の深い英彦山の峰入りなどこれまで手がけてきた作品を一堂に並べることができた」。八州洋さんは「故郷の人に手伝ってもらい作品展ができた。幸せです」と喜んでいる。
問い合わせは高見乾司さん(090-5319-4167)。