【Gateインパクト】食べるJAPAN美味アワード、豊後大野市の夢中炭窯が全国1位

グランプリを受賞した「金色出汁 炭火干し椎茸」を手にする宗像修さん=豊後大野市役所

 存在や魅力を知られていない優れた食品に光を当て、国産農林水産物の消費拡大や中小企業の振興、地域活性化につなげる「食べるJAPAN美味アワード2026」で、豊後大野市大野町十時の夢中炭窯(宗像修代表)の「金色出汁(こんじきだし) 炭火干し椎茸(しいたけ)」が全国1位となるグランプリを獲得した。県内からの受賞は初めて。
 日本の食文化や食産業を活性化するため料理人らで組織する一般社団法人ChefooDo(東京都)を中心とした実行委員会の主催。
 6回目の今回は全国から100点以上の応募があった。書類審査や和食、中華、フランス料理などの一流シェフや料理長らによる試食審査で順位を決めた。
 宗像代表(63)はふるさと納税の返礼品となる特産品を作ろうと、2007年から自宅裏山のクヌギの木を使って茶道用の炭を焼いてきた。炭用には太すぎる木を使い、12年からはシイタケ栽培も始めた。
 炭は売り物にならないものも多かったが、シイタケ乾燥用に使うと、シイタケは驚くほど風味豊かになり、だしを取ると金色に輝いていた。機械乾燥よりも手間暇はかかるが低温でじっくり乾燥させることでうまみ成分が増加した。
 当初は道の駅などで販売。割高のため全く売れなかった。県外で食品販売などを手がける友人に手土産として持って行くと絶賛され「すぐに増産しろ」と言われた。東京の料亭などでの使用も決まり、美味アワードへの出品を勧められた。
 今年1月に東京であった授賞式で賞状などを受け取った。現在の生産量は年間150キロほど。「ほかの受賞者は食品製造会社ばかり。そんな中で評価されてうれしい。もっと仲間を増やして増産し、地域活性化につなげたい」と話した。

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