「日本SF大会」大分市で7月に県内初開催 ファンタジーと宇宙テーマ、作家らと交流へ

昨年の大会のディーラーズ(同人誌即売)コーナーで今年の大会をPRする滝川実行委員長

 第64回日本SF大会(通称HELLCON=へるこん)が7月11、12の両日、大分市金池南のJCOMホルトホール大分である。県内で初めて、九州では30年ぶりの開催。「日本のファンタジー、宇宙」をテーマに、多くの作家やSF愛好家らが親睦を深める。
 1962年から毎年、SFと関連分野の文化交流をするため、ファンが自主的に開いてきた。過去には小松左京、星新一、筒井康隆らも企画・運営に携わっていたという。
 現在もプロの作家や研究者、編集者らが数多く駆けつける。クリエーターによる講演会やパネルディスカッション、展示、同人誌即売といったプログラムでファンと直接触れ合うのが特長。海外からの参加もあり、国際交流の場ともなっている。大会参加者の投票で前年の優れたSFを選ぶ「星雲賞」の贈賞式もある。
 今回の実行委員長は、別府市出身の滝川豊美さん。「楽しい大会をふるさと大分でやりたい」との思いで名乗りを上げ、大分空港を宇宙港とする計画があることにも後押しされて開催にこぎつけたという。
 予定されている企画は▽サイバーパンクの部屋▽オタクの女神中川翔子ちゃんについて語ろう▽50年だよ、ライトノベル▽中華圏SFの部屋▽日韓SF交換日記トークイベント▽机上理論学会論文発表会―など。評論家の大森望、漫画家のとり・みきや、作家の林譲治、梶尾真治、蝉川夏哉、川端裕人、人間六度らがゲスト参加する。
 滝川さんは「SFは好きな仲間を見つけるのが簡単なジャンルではないが、大会はファンが集い、作家さんや編集者さんと垣根なく語り合える。宇宙に近い場所となる大分で未来を感じてもらい、ファンタジーの世界にも触れてほしい」と呼びかけている。
 5月末まで参加を受け付けている。参加費は一般2万円、25歳以下3千円、中学生以下無料。申し込みと問い合わせは大会の公式サイトから。

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