汽笛が別れの合図、離島の姫島村で離任式 フェリーの教員に児童生徒「ありがとう」

紙テープを握りしめて別れを惜しむ教員や子どもたち=30日、姫島村フェリー乗り場

 【姫島】別れを彩る、色とりどりの紙テープ―。県内の多くの小中学校で離任式が開かれた30日、姫島村のフェリー乗り場では離島ならではの光景が広がった。
 今春、離任するのは小学校6人と中学校2人。正午過ぎの岸壁には、教員や児童、生徒、保護者ら数百人の姿があった。花束や色紙を渡して感謝の言葉を口にする児童、輪になって教員を囲み部活動の思い出話に花を咲かせる生徒たち…。母親にハンカチで目を拭ってもらう女子児童の姿も。
 フェリーに乗船した教員と港に残る児童、生徒は手に握った紙テープでつながり、別れを惜しんだ。タラップが外されると、2階のデッキに立った教員に向かい「またねー!」「ありがとう」などと呼びかける子どもたちの涙声が響いた。
 普段は鳴らさない特別な汽笛が別れの合図を告げ、紙テープを握りしめた子どもたちは、沖へと進むフェリーをいつまでも見送っていた。
 姫島小2年の大海希帆(きほ)さん(8)は「先生がいなくなってさみしいけど、ちゃんとバイバイが言えて良かった」と笑顔。5年の任期を終えた姫島中の河野一也校長(62)=国東市安岐町=は「海のように純真な心を持つ子どもたちばかりで、思い出に残る日々だった」と話した。

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