サッカーJFLのJFLカップ第2節第1日は28日、大分市のジェイリーススタジアムなどであった。ジェイリースFCとヴェルスパ大分がぶつかる「大分ダービー」が同会場で初開催。ヴェルスパが1―0で競り勝った。
ヴェルスパの次戦は第3節第1日の4月4日、浜松市のホンダ都田サッカー場で昨季王者のホンダFCに挑む。ジェイリースは同最終日の同5日、大阪府のたまゆら陸上競技場でFCティアモ枚方と対戦する。
■最後まで崩れず、2試合連続の無失点
ヴェルスパはJFL初の「大分ダービー」を制し、単独首位に立った。田中博監督は「注目度の高い試合で勝てた。アクシデントにも対応し、最後まで崩れずに戦えた」と胸をなで下ろした。
前半4分、DF前田紘基のFKにFW利根瑠偉が頭で合わせて先制に成功した。「ファーサイドに相手が寄っているのを見て、ニアを狙った」と前田。4季ぶりにチームに戻り、ゲーム主将を務めた利根は「ボールが来たら合わせられる自信があった」と“復帰弾”を喜んだ。
ただ、その後は失点を取り返そうとプレスをかける相手に苦戦。前半途中から、守備に重きを置いた「5―4―1」に布陣を変えて対応した。指揮官は「予想していた流れ。守備の構築に時間をかけた成果は出たが、攻撃につなげられなかった」と反省点を挙げた。
後半は立て続けに3選手が負傷交代。それでも2試合連続の無失点で締めた。利根は「苦しい時間が長かったが、勝てたことがすべて。ただ攻撃面は修正していきたい」と話した。
■ジェイリース、シュートは相手の倍以上
ジェイリースはホーム開幕戦で勝利をつかむことはできなかった。柳川雅樹監督は「内容は悲観するものではなかったが、多くの観客の前で勝てずに悔しい」と唇をかんだ。
攻め込む時間帯が長く、相手の倍以上のシュートを放ったもののネットは揺らせなかった。柳川監督は「相手の最終ラインを脅かす迫力が足りない」と課題を挙げた。
積極的なプレーを見せたFW薗田卓馬は「次こそ得点を決め、一丸で勝利をつかむ」と誓った。
■1409人が声援、異例のテレビ生中継
JFLでは県内初の「大分ダービー」。両チームのサポーターや親子連れなど、1409人が声援を送った。
ヴェルスパの応援に訪れた大分市荏隈の会社員中舛健人さん(32)は「引っ越してきたばかり。大分はサッカー熱が高い」とグッズを手に興奮。ジェイリースサポーターの同市津守、会社員安岡千春さん(51)は「JFLに2チームもあるのは誇らしい」と試合を楽しんでいた。
JFLでは異例のテレビ生中継もあり、関心の高さを示した。ジェイリースの運営会社会長の中島土県サッカー協会副会長は「大分のサッカーをもっと盛り上げよう」と観客に呼びかけた。
▽西グループ
ヴェルスパ大分1-0ジェイリースFC
1-0
0-0
▽得点者【ヴ】利根