大分市神崎の高崎山自然動物園は21日、人気ザルを選ぶ「2026TNZ選抜総選挙」の投票結果を発表した。初出場のダブリュ(8歳の雌・B群)が2位以下に大差をつけて優勝した。雄を含めて群れの中で最も体重が重く、丸みのある体形が醸し出す癒やし系の雰囲気で支持を集めた。
今回のテーマは「かわいさ真剣勝負」。生息が確認されている760匹のうち、スタッフがえりすぐった雄5匹、雌5匹の計10匹で実施。1カ月の投票期間中に2557票が集まった。人気ザルが顔をそろえる中、ダブリュは知名度でこそ劣ったが存在感を発揮。671票を獲得し、2位のヤケイ(13歳の雌・B群、365票)らを引き離した。
同園によると、ダブリュは4歳ごろからスクスクと成長し、今では体重が12・2キロ。人間でいうと20代半ばで、出産年齢に達してるが「今は恋愛よりも食への意欲が強く、ふくよかな体で来場者やスタッフから愛されている」という。
発表式典ではスタッフが結果を10位から順に報告。1・2位が同時に発表されると、訪れた家族連れらから拍手が寄せられた。
「推し」のダブリュにルールに沿って20票以上は投じたという別府市古市の冨嶋正晶さん(64)は「群れをまたいで他のサルの毛づくろいをしてあげる優しさも彼女の魅力。優勝できてうれしい」と頬を緩めた。
同園専門員の藤田忠盛さん(55)は「見たままの姿で癒やしてくれる存在。ぜひ多くの人に親しんでもらいたい」と話した。