【豊後高田】「派手なあかりじゃないけれど、日々をともす イロトリドリの光」―。豊後高田市は移住希望者に市をアピールして移住を促すプロモーション動画「マジックアワー」を制作した。市内の数々の名所とともに市民約260人が出演し、魅力満載の動画になっている。
携わったのは東京のエンターテインメント業界の第一線で活躍後、移住した映像作家太田裕司さん(58)=上香々地=と、シンガー・ソングライター小久保淳平さん(44)=草地。移住施策を担当する市地域活力創造課の依頼を受け、昨年7月から動画の撮影、楽曲の制作に取り組んだ。
動画は都会暮らしに疲れて帰省した青年が町を歩きながら、幼少期に触れた市内の風景や人の温かさを懐かしく思い出す―というストーリー。長崎鼻や真玉海岸、豊後高田昭和の町など市内の名所を舞台に住民がダンスや合唱で参加し、「窮屈な都会暮らしに違和感を覚えたら豊後高田に来んかえ」と呼びかける。
タイトルのマジックアワーは日没後に金やオレンジ、青色のグラデーションに染まる真玉海岸の夕焼けの空にちなんだ。小久保さんは「豊かな自然、子育てのしやすさなど移住したからこそ気付く町の良さを伝える歌に仕上げた」、太田さんは「慣れ親しんだ風景も、違った目線で紹介している。市民も豊後高田の素晴らしいところを再発見してほしい」と言う。
同課は「レベルの高い動画になった。都会からさまざまな技能を持つ人材が移住していて、相乗効果を生み出せる環境があるのも市の魅力の一つ」と話した。