別府短編映画制作プロジェクト、第9弾の舞台は大分合同新聞社 創刊140周年事業、今冬上映目指す

物語の主舞台となる大分合同新聞社=大分市府内町

 国内注目のクリエーターらがリレー形式で作品を手がける別府短編映画制作プロジェクトの実行委員会(会長・岡村照別府ブルーバード劇場館長)は、第9弾となる最新作を大分市で製作する。大分合同新聞社(府内町)が主舞台となり、記者と中学生が二人三脚で事件の「事実」に迫っていくヒューマンドラマ。大分合同新聞社の創刊140周年記念事業として、今冬の一般上映を目指す。
 タイトルは「記者の春休み」。短編ではなく、約1時間半の長編となる。
 自信を失った地元紙のエース記者と反抗期の少年がタッグを組み、丹念な調査報道を通じて成長していく物語。作者や発信源が不明のフェイク(偽)動画など、玉石混交の情報が飛び交う昨今のAI社会に一石を投じる作品となる。
 監督は人気映画「闇金ドッグス」シリーズなどを手がけた土屋哲彦氏(47)で、別府短編映画では第1作「悪党と物書き」(2022年)に続いて2本目のメガホンを取る。
 主役の記者役は「劇団EXILE(エグザイル)」の青柳翔が務め、ベテラン寺島進、県内在住の財前直見、タレント松本明子といったキャスト陣が脇を固める。
 13日にクランクインし、撮影は今月下旬までを予定。映画・ドラマ製作の誘致を進める市がフィルムコミッション事業として支援する。津久見市の一部もロケ地となる。
 土屋監督は「フェイクニュースが問題化する中、記者たちは懸命に事実(ファクト)を追い求めている。正義感に燃え、挫折しながらも取材に打ち込む熱い姿を描きたい」。
 同プロジェクトの釘宮道広プロデューサー(50)は「初の大分市ロケとなる。多くの県民に楽しんでもらえるような作品に仕上げ、映画製作を通して大分県をもり立てていきたい」と話している。

■エキストラとボランティアスタッフを募集
 最新作「記者の春休み」製作に際し、別府短編映画制作プロジェクト実行委員会は県民のエキストラとボランティアスタッフを募集している。
 対象日は13~25日のうちの数日間で、時間帯は撮影シーンで異なる。実行委は「できるだけ多くの県民と一緒に作品を完成させたい。俳優陣と一緒に出演してみませんか」と呼びかけている。スタッフは撮影のサポートなどをしてもらう。
 締め切りは10日。複数人での参加も可能。申し込みフォームで受け付けている。
 問い合わせ先は実行委事務局(080-9084-8790)。

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